ガジュツとウコンの違い

pic_g146_r.jpgウコンを、花のように見える包葉(本当の花は、葉の下に重なり合って咲いている黄色い部分)の形や色の違いから、「ウコン」、「ガジュツ」と、区別して呼ぶこともあります。

どちらも、ショウガ科ウコン属の多年草で、学名を、ウコンは「クルクマーアロマティカ」、ガジュツは「クルクマーゼドアリア」といいます。

ショウガ科の植物は、インドやマレーシアを中心に、アジア、アフリカ、中南米などの熱帯から亜熱帯にかけて、約40属500種以上が分布しています。

いずれも高温多湿を好み、カンナ科、バショウ科と同じように、平行脈のある比較的大きな葉がつきます。

肥大した地下茎や種子、葉などに独特の辛味成分や、芳香性の精油を持つものが多いので、ハープやスパイスとして広く栽培されています。

ガジュツの根はショウガそっくりで、「弘法大師の石芋」という別名で呼ばれていました。

石のように固い芋に似た根、という意味だそうです。

ガジュツとウコン、原産地の違い

原産地は、ウコンはインドで、ソロモン王朝時代の紀元前970年頃から採取され、メソポタミアからパレスチナヘと伝わり、さらに七世紀の唐時代には中国に渡り、薬用、染料、調味料などに利用されていました。

そしてガジュツの原産地はヒマラヤと、アジアの熱帯地方で生まれました。

自生している地方は、インド、中国南部、台湾、日本では沖縄、種子島、屋久島、奄美大島、鹿児島などとされています。

しかし、現在では沖縄と鹿児島の一部を除いて国内で自生しているところはないようです。

ウコンやガジュツに最適な成育環境は、排水がよく、有機質に富んだ肥沃な土壌です。

そして、南国特有の強い太陽光も不可欠で、日本では日当たり抜群の海岸段丘と琉球石灰岩による沖積地が広く分布する沖縄が、うってつけの栽培地ということができます。

事実、最近は沖繩での栽培が特に盛んになってきています。

沖繩でのウコンの歴史は長く、現在もウッチン茶として一般の人々にも愛用され、市民権を得た食品として親しまれています。

ガジュツとウコンの見分け方

草丈は、ともに1.5メートル前後に成長し、春から夏にかけて長楕円形の葉の間から、高さ20センチほどの花茎を出し、美しい花を咲かせます。

花は、白くて柔らかく、可憐な感じがするので、鑑賞用としても愛され、最近では花屋さんでも見かけるようになりました。実を結ぶことはないので、種となるのは根茎です。

ウコンとガジュツはたいへん似ているため、一見、見分けがつきませんが、包葉の先が丸く、葉の中央が黒ずんでいる方がガジュツです。

また、秋に収穫される根茎は、1株が3kgに及ぶものもあるウコンに比べると、ガジュツはかなり小ぶりです。

ウコンの根茎には、クルクミンと呼ばれる黄色色素が含まれており、着色料としても広く利用されています。

また、根茎を水蒸気蒸留して得られる精油には、ターメロンやジンギベレン、フェランドレン、シネオールなどの芳香成分が含まれています。

一方、ガジュッには、ウコンほど黄色色素は含まれておらず、精油の主成分は、シオネールやカンファー、アズレンなどとなっています。

そして、どちらの根茎も、小指天からでもどんどん増殖してしまうほどの旺盛な繁殖力を持っています。

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